行政書士で開業したときに、銀行口座をどうしようかなーと悩む人も多いかと。
私も、どうしようかと悩んだんですが、結局、屋号付きの口座を作ることにしました。
その理由としては
- 振り込んでくれる顧客にとって分かりやすい
- 個人の引き落としなどの取引と区別がつくので管理が楽
一番大きかったのは、個人のいろいろな入出金を別にしたかったということですね。
後になって、通帳を見ながら、「この出金は何だったのか」というのを悩まなくて済むというのが一番大きな理由です。
ただ、個人名の口座だといけないわけではありませんので、今持っている口座を使うのも問題ありませません。
私はこんがらがっちゃうのが嫌なので分けておきたいのと個人で1つの銀行に複数の口座は持てないですから、屋号付きの口座として別に作りました。
で。
この屋号付きの口座ですが、検索すれば分かるように、最近は開設が厳しくなっています。
不正利用される恐れがあるということらしいのですが、銀行によっては、ホームページでは書類を持ってくればOKですよと書かれていても、実際に店舗で手続きしようとすると断られることもあります。
実際、私は千葉に事務所があり、事務所の近くの京葉銀行で開設をしようと思いました。
ホームページで必要な書類のチェックをしてから窓口に行ったんですが、開設することは出来ませんでした。
1年くらい仕事の実績が出来たら口座を開くか検討できますから、その時にまた来てください。
と言われて、実質、開業初年度では銀行口座は開けないということを言われました。
代わりに、個人の口座を使えと。
いや。それが嫌だから屋号付き口座を開くんですけどね。
実績と言われても、口座が無いと入金してもらえないと言っても無駄でしたね。
もしかしたら、この辺のさじ加減は担当者によるのかもしれませんが、ちょっと残念でしたね。
微妙に話が嚙み合わなかったのですが、でも、まとめると
仕事をするかどうか、金が入るかどうかも分からないし、別なことに使われては困るから、まともに稼げるようになってから、出直して来いよ
ということのようです。
まぁ、残念でしたが、仕方がないので、どうせ無駄だろうなと思いつつ、駅の反対側にある、同じ「葉」がついている千葉銀行へ行ってみると
では、こちらへどうぞ。
と窓口へ誘導され、必要書類の提示や記入をして待つこと30分くらい。
あっさりと屋号付きの口座が出来てしまいました。
何でしょう。この対応の違いは。
銀行によって、こんなにも違うとは思いませんでした。
さすがに、都市銀行はもっと厳しいだろうと思っているのと、事務所の近くに大手都市銀行が無いので作る気はなかったのですが、もうこれだけでいいやって気持ちです。
千葉銀行の方は、ホームページで必要書類とか確認できなかったので、いきなり行ってしまったのですが、税務署に出した開業届の控えと個人の身分証明書、作成する口座に使う印鑑を用意すれば、屋号付き口座を開設することができます。
私は、2つの銀行を回っただけで開設が出来ましたが、もしかしたら地域によってはもっと回らないとダメかもしれません。
ですが、屋号付きでも作ってくるところはありますので、欲しい方はチャレンジしてみる価値はあります。
ちなみに、ホームページに記載があるからと言って、それが手に入るわけでは無いというのが、今日知ったこと。