中高年で行政書士登録をした人が、みんな経験豊富で人脈もいっぱいあるなんてことはないでしょうし、前職の人脈は役に立たないと感じている方もいるかもしれません。
じゃあ、どうする?
まぁ、どうしてその歳になって行政書士になったのかってことにも関係するかもしれませんが、何がしたいのかなって。
- とにかくみんなの役に立ちたい
- 相続(離婚でもなんでもいいんですが)で困った経験から
- 新しい分野に挑戦して人生を豊かにしたい
- 昔からやりたかったけど、事情があって出来なかった
- ボケ防止に勉強していたら合格しちゃって
- 先生と呼ばれてみたい
- ・・・
などなど。
いろいろな理由があるでしょう。
で、行政書士になったんだけど、若い人なら元気だけで営業できるけど、中高年だとそうもいかないし、ITとか分からないし。
それに、いまさら誰かに教えてもらうのも…
なんて思っちゃっている人もいるかもしれません。
まぁ、これはその人の性格やそれまでどんな仕事についてきたかにもよるのかもしれませんが、私なんかは若いころの方が臆病でしたので踏み出せないってこともありましたが、今ではやってみて後で修正すればいいって考えられるようになったので、結果いろいろなことに手を出すことができるようになりました。
だから、いまさら行政書士になってもとか人脈も無いし営業もできないから開業してもダメかもとか思わずに、まずトライしてみて欲しいです。
行政書士試験に合格するにはすごく努力したはずです。
難しい条文を覚えたり判例を理解したり。
そうした努力が出来たんだから、先輩行政書士や他士業の方に会いに行ったり、チラシを業者に依頼するくらい、なんてことはありません。
ただ、やっぱり注意したいのは
できないことはできないって言うこと。
無理に取り繕ったり、知ったかぶりをしても意味無いですし、それなら「次回までに調べておきます」で通用します。
中高年には若者には無い安心感があったり、落ち着いた話の進め方ができたりと、年齢に応じたプラス面があります。
そうしたところを活かして営業をしていくと、仕事に繋がっていくでしょう。
ITが分からない?
そんなことは、知っている人に聞くとか、家族に聞くとか。
家族に聞けば、今までは子供に何を話していいか分からないとか思っていた人でも関係改善に繋がるかもしれないですよ。
それに、もしかしたら地域の行政書士会・支部の偉い人って、同年代かもしれません。
そんな同年代の先輩であれば、同年代の気安さと新人の立場で、良い関係が築けて、いろいろと教えてもらえるかもしれませんよ。