私は行政書士では無いですが、もし、仮に行政書士で独立開業したとしたら、どうするだろうかとシミュレーションしてみました。
これから開業しようと考えている新人行政書士や開業し立ての行政書士の参考になるといいんですが。
実際に行政書士事務所を開業するには、様々な準備が必要です。
事務所をどうするのかとか行政書士会への登録とか。
そういうのは取っ払って、行政書士登録は出来た・事務所も用意したという前提で進めていきます。
たぶん、普通の起業と同じかもしれないんですけど、ビジネスを始めるのに2パターンあると思うんですよ。
- まず、始める。なんでもできることを受注して、やっていくうちに方向を決めていく
- 何をやりたいのかを考え、とにかく方向にあった仕事が取れるように行動していく
とまぁ、こんな感じ。
もちろん、大まかにIT会社をやろうとか、行政書士で独立しようとか、飲食店を始めようとか、そうした業種・ジャンルは決まっていますよ。
でも、その業種の中でも細分化されているわけじゃないですか。
飲食店なら
- ラーメン屋なのか
- 定食屋なのか
- 居酒屋なのか
- それとも、夜の街関連なのか
とか、IT会社でも
- システムソフトウェアを開発するのか
- インターネットでのアプリケーションを作るのか
- ITの運用や管理を行うのか
- それとも、システムコンサルティングでいくのか
というように。
業種は同じでも、中身は違うってことありますよね。
で。
例えば、ラーメン屋と日本料理店では、ノウハウも違うだろうし客層や顧客に対するアプローチの方法も変わってくるでしょう。
ですから、何か始めようと思ったときには「何をするのか」ということを考えるのですが
やってみてから考えればいいでしょ?
と、まず走り出す人もいますし、それはそれでOKな場合もあります。
そこで、最初に出した2つのパターンですが、最初のやつは、とにかく始めてみて、それから専門性を考えようというヤツですね。
ビジネスを始めても行動しなければ顧客はつきませんし、いつまでもアイデアだけを考えていても仕方ないということで、実際に顧客やマーケットに接してみて、そこからニーズを読み取って、ビジネスを立ち上げようというものです。
IT会社であれば、まず会社を立ち上げて、いろいろな企業に営業に行って、受注できるものは受注してこなしていきながら、どんな仕事が求められているのかを考えて、事業のメインを決めていく感じ。
日銭は入るけど、何でもやるから様々なスタッフが必要になるので、コストはかかるかもね。
で。もう1つの方法が、専門分野を決めて、それで押していく方法。
IT会社であれば、保守・運用と分野を決めて、そこに集中してビジネスを進めていく。
分野を決めるまでが大変だけど、一度決めてしまえば、それに特化できるので余計なスタッフを用意する必要もないし、専門家としての立場を築くことができる。
行政書士も同じかと。
まず、何でも受注して仕事をしていき、様々な案件に接してみて、自分に合った業務分野を決めていく。
たぶん、何でも屋として仕事を始めるので、場合によっては薄利多売になるかもしれないけど、重宝してもらえる可能性は高い。
逆に分野を絞ることで専門性を高めて、高付加価値による高価格・高収益を実現することを狙う方法もある。
こちらは、その専門分野を見誤ると、悲しい日々が続くことになる。
と。
こんなことを考えると思います。
そこで、まずは、行政書士で開業するにあたって、開業地域の調査から始めることにします。
なので、続きは次回。