行政書士の戦略

行政書士のダブルライセンスについて考える(土地家屋調査士)

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土地家屋調査士って一般の方にはなじみが無いですよね。
それよりは宅地建物取引主任者の方が不動産屋でよく見るかも。

行政書士の方はご存知な土地家屋調査士。

土地家屋調査士は、土地や建物の利用状況を調査して図面の作成をしたり不動産の表示登記を行ったりします。

行政書士が土地家屋調査士を取ると不動産・建築業の許可関係や農地転用における測量や登記、風俗営業許可を取るための図面作成と登記などの仕事を担当し、ワンストップで業務を受けることができるようになります。

土地家屋調査士試験は、筆記と口述からなっており、令和元年度の試験では

  • 出願者数:5270名
  • 受験者数:4198名
  • 合格者数:406名

ということで、合格率9.67%。
行政書士と同じくらいですね。

勉強時間は、1000時間くらい。行政書士同様1年くらいで取ることができます。

ただ、調査士っていうくらいですから、測量などもあり、ちょっとアウトドア系な感じです。
ですから、フィールドワークしたくない人には苦手な分野かもしれません。

年収は600万程度で、やはり独立したほうが高収入になります。

そこで行政書士+土地家屋調査士で独立し、上記のように不動産関係の測量や登記、図面の作成などにより収入アップを計ることになります。

ここで注意ですが、不動産関係の登記と言っても、何でもできるわけでは無く、「表示の登記」であって「権利の登記」ではないですから、不動産の登記であれば何でもできるわけではありません。
ですから、もしかしたら活動的な司法書士が取ったほうがいいかもしれませんね。

とは言っても、行政書士が土地家屋調査士を持てば、農地転用や風俗営業許可申請などで調査測量の役に立ちますから、そうした業務分野を狙っているのであれば、持っていても損は無いでしょう。

まぁ、繰り返しになりますが、要はその資格が必要な業務分野を目指すかどうかということです。
時々、受注するレベルであれば、無理に自分で取得しなくても、「餅は餅屋」という言葉もあるように、懇意にする他業者を見つければいいだけのことです。

でも、測量、面白そうですよね。

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