ある方のブログで、新人行政書士は業務経験なしに仕事取るのは無理系な内容の記事を見て、本当にそうなのか?と思い、じゃあ、今活動している行政書士の人は、どんな経歴なのか調べてみました。
まぁ、これはある地域で活動している行政書士を調べたものですから、あなたがいる地域とは異なるかもしれません。
ですが、多少の参考にはなるのではないでしょうか。
なお、調べたのは、自分の行政書士事務所のホームページを持っている行政書士だけで、タウンページや士業紹介サイトに登録されているだけでホームページを持っていない行政書士については対象としていません。
一人目
登録14年目。
社労士とのダブルライセンス。そのためか、労働系の業務に強いようです。
二人目
登録3年目。
司法書士とのダブルライセンス。遺言・相続系をメインでやっている感じです。
三人目
登録8年目。
パートナーが司法書士。医療法人がメインのようですね。
四人目
登録5年目。
司法書士とのダブルライセンス。なんでもやっているっぽいですが、会社設立・相続系がメインっぽいです。
五人目
登録6年目。
自動車関係がメインっぽいのですが、ホームページは持っていたようなのですが、今は無いのでしょうか。もしかしたら、ドメイン更新切れかもしれないですね。ちょっと、追えてしまったので書きましたが、対象外でしたね。
六人目
登録5年目。
税理士とのダブルライセンス。元々、税理士として長く活動されてきた方のようです。そのため、行政書士業務はオプション的な扱いですね。
と。ここまで調べてきましたが、ホームページを持っていない方も多く、さらにはダブルライセンスの人でそちらがメインという方もいて、あまりこれ以上パターンは無いかなという感じでした。
調べた地域で登録されている行政書士で事務所名が分っているのは12名。
その中で、まるっきりの新人というのはいませんでした。
まぁ、今年登録した方は、まだホームページを持っていないのかもしれません。
で。経歴を見ていったのですが、完全な経歴を載せている方はいないので、概略などから推測するしかないのですが、ダブルライセンスの方は、そちらでの経験があるので行政書士は+α的な登録だと考えています。
そして、ダブルライセンスではない、行政書士だけの方でも、どこかに勤めていたという確証は得られませんでした。
なので、そうした方は、まったくの業務経験なしで始めたのかもしれないですし、補助者として業務経験があったかもしれないですが、私の勝手な想像として、業務経験があるならホームページに実績として明記するだろうから、無いということは業務経験なしのまったくの新人行政書士として事務所を始めたんだろうなと考えています。
ということは、意外と業務経験なしでもイケるかもしれない。
もちろん、受任する業務によってはスピードを要求されるため業務経験があったほうがいいということはあるでしょうが、必ずしもそういった業務ばかりとは限らないので、そこは工夫次第で乗り越えられるのかなと。
もし、業務経験が無いって、開業をためらっているのであれば、まず開業して業務経験を積んでも生き残れる可能性はあるってことを知って欲しいと思います。