世間にはホームページ作成サービスを行う業者はたくさんいます。
私たちのその中の1つです。
で。そうした業者に、ホームページの制作を依頼すると、どのように作業が進んでいくのか?
作業の流れをしておかないと、あなたの時間が取られるだけ取られてしまって、行政書士事務所のオープン前にすべきことができなくなってしまいますよ。
当然、ホームページ制作サービスにもいろいろありますから、画一的にこの流れで作るという基準はありませんが、それでも目安になるような作業手順はあります。
とは言っても、ここで紹介するのは一例ですから、あなたが依頼する業者によっては違ったアプローチをする場合がありますので、事前にどういった流れで進めるか、事前確認は大事です。
例えば、行政書士登録をしたばかりの新人行政書士が、自分の事務所を開くにあたって、ホームページの制作をするという前提で話を進めてみましょう。
1.業者選定
ある意味、ここが一番時間がかかるかもしれません。
あなたが、どの業者に依頼するかを考える時間です。どこでもいいやーって人は、ぜひ、私たちへ。
2.ヒアリング
どういったホームページを作りたいのかということを、業者があなたにヒアリングします。
ここで、あなたがしたいことを業者に伝えてください。
家を建てるのと同じで、多くの事を要望すればするだけ値段も高くなります。
3.提案・見積り
見積を依頼した業者から提案と見積もりが出てきますから、内容を見て、どの業者に発注するか決めましょう。
業者の中には値引きに応じてくれるところもありますが、値引きを強要すれば、質が落ちる可能性はあります。
ここまでが発注までのフェーズです。
ある意味、時間がかかる部分でもありますが、あまり蔑ろにすると出来上がったものが希望と違うということになりかねませんので、ポイントを押さえてチェックしましょう。
4.設計
ここからが業者のやることです。
まず、どんなホームページにするか、ページ数やページの内容・機能を決めていきます。
オリジナルで制作するところもあれば、Wordpressのような既存のシステムを利用して制作するところもあります。
当然のことながら、既存のシステムを利用したほうが、安く・早く出来ます。
5.デザイン
デザインをデザイナーが作ります。
この時のデザイン案が提案の段階で出されていることもありますが、この段階で本決まりするとともに作りこみも行います。
デザインが決まると、すぐに具合的な制作に入りますので、あとから変更を加えるのは勘弁してほしいのが制作会社としての気持ちです。
この作業も、Wordpressのようなシステムを使うのであれば、デザインテンプレートが用意されていてそこから選べば早く・安くできます。
6.制作
実際にパソコン上で、ホームページを制作します。
HTMLやJavaScript、PHPなどのプログラミング言語を使用して、要望に合った機能を備えたホームページを具体化していきます。
場合によっては、デザインをパーツに分けたりする細かい作業も出てきます。
ここもWordpressのようなシステムを利用していれば、比較的簡単に行えます。
実際、この部分の作業で面倒なのは、ホームページに載せる具合的な文章をどうするかです。
依頼するあなたが用意する場合もありますし、業者が案を作って、あなたが校正する場合もありますが、どちらにしても、業者からすると「いいから、早く回答くれよ」という気持ちになることも多いです。
あなたは行政書士業務や営業などで忙しく、文章を考えたりチェックしたりする時間が無いかもしれませんが、制作する側も、それが上がってこないと先に進めないというジレンマがあり、回答が遅いくせに納期を早めろと言う鬼のような依頼者がいることもあるので、プログラマやエンジニアが理不尽さを感じる時期でもあります。
7.ドメイン・サーバー選定
上記と並行してですが、あなたがドメインを決めたり、レンタルサーバーを契約したりする工程があります。
ホームページが出来ても、それを公開する場所が決まっていないのでは、意味がありません。
レンタルサーバーは、業者から提案する場合もありますが、ドメイン名は必ずしも希望のものが取得できるとは限らないので、(業者がそういうサービスをしていれば)相談しながら進めていきます。
ちなみに、私たちの場合は、こちらでも提案しますし相談しながら決めていきます。
8.公開
レンタルサーバーにホームページの内容・データをアップロードして、公開します。
お問い合わせフォームなどの、動きのある部分は、実際のレンタルサーバーにアップロードした後、再確認します。
この再確認は、プログラマの心の安らぎのためにも必ず必要だと私は考えています。
後悔した後に、多少の手直しが発生することもありますが、文字の修正程度であれば、気安く応じてくれる業者もいます。
どのくらいの修正なら無料でやってくれるのか気になると思いますが、そこはビジネスですから、程度によるとしか言えませんが。
と。
こんな感じで制作が進んでいきます。
どうでしょう?
結構、やることありますよね。
それに、依頼者と制作側とのやり取りが意外と面倒なんですよ。
こちらの意図が伝わらなかったり、逆に依頼者の考えを読み切れていなかったり。
そういうことも起こるので、業者選定の際には、しっくりくる業者を選ぶようにしていただきたいです。
もちろん、私たちにご依頼いただけるのが一番うれしいですけどね。