行政書士の起業・開業

行政書士、賃貸事務所開業の罠

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行政書士の登録に必要なのが、事務所。

自宅・賃貸、どちらで開業するかという話がよくありますが、自宅開業は危険だよってこと落ち着くことが多いようです。
でも、じゃあ、賃貸事務所なら簡単に開業できるのかというと、実はそんなこともなくて。

まず自宅開業は、多くの方が言っているように

  • 自宅バレする
  • ONOFFが分けづらい
  • 仕事に集中できない可能性もある

などのように、固定費がかからない分、自宅ならではのデメリットも多いです。

かく言う私も、令和2年度の行政書士試験で合格していますので、開業準備を進めているのですが、事務所については、最初から賃貸と決めていました。

なぜかと言うと

自宅に顧客を呼びたくない・そこまで公私を一緒にしたくない

というのが理由です。

で。
賃貸で安めの事務所を探していたんですが。

これが無いんですよね。
予算が潤沢であれば、オフィスビルなどを借りることもできたでしょうが、そこまで余裕は無いし、そもそも一人事務所なのにそんなに広いオフィスは必要ない。

ということで、ワンルーム程度の事務所使用可の物件を探していたんですが、どこも間取りが気にいらない。

どうして、ワンルームって、キッチンが玄関入ってすぐにあるんですかね?
例えば

こんな感じの間取りになるのですが、事務所可の物件で探すと、結構こんな間取りの物件が出てくるんですよ。
もちろん、もっとお金を払えるなら、広くて間取りも十分なものがあるんですけど、一人しかいないし、もしかしたら多くの時間誰もいない空間なのに、そこまでお金は使えないと考えてしまうわけです。

いろいろ見ていって、ようやく我慢できそうな物件があったとしても、今度は事務所使用にオーナーが難色を示すことがあります。

事務所使用で何を嫌がっているかっていうと、どうも「不特定多数の人が出入りする」というのがダメのようです。
知らない人が数多く出入りするっていうのが、防犯上も良くないということなんでしょうか。

そして、これをクリアできても、「看板を出す」ということも嫌がるオーナーさんもいます。

玄関脇の部屋番号が掲示されているところに看板を出すのはいいけど、例えば、外から見えるような位置(例えば、ベランダとか)に看板を出すのはダメと言われます。
まぁ、これも見た目の問題なんでしょうね。

と。
安く賃貸事務所を探そうとすると、いろいろなハードルがあって、それなりに苦労します。
広い事務所を探している方には関係ない話題ですけど、少ない費用で何とかやりくりして事務所を確保しようとしている人にとっては、なかなか切実だったりします。

行政書士事務所を自宅か賃貸かというテーマで話される方は多いですが、賃貸だって簡単には見つからないよってことも教えて欲しいです。
こんなに見つからないなら、自宅にするかって人もいそうな気がします。

とは言っても、私はスペースなどの関係もあり、賃貸でやるしかないんですけど。

地域差もあると思いますが、賃貸ならではの問題もあるということにご注意ください。

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