独立している行政書士のみなさん。
売り上げはあったほうがいいですし、いっぱいあったほうがいいですよね。
やっぱり、無いよりはあったほうが安心しますし。
企業の経営者でも行政書士のような士業の方でも、売り上げは重要です。
こんなことは、誰もが知っているし、分かっている。
でも、じゃあ、どれだけあればいいの?
ってことは、あまり気にしていなくて、とにかく1000万とか1億とか。
そういう数字が独り歩きしています。
もちろん、多い方が生活は豊かになるし、安定するし、やりたいこともいろいろできたりするんだけど、それに応じて犠牲になるものもあるかもしれません。
例えば、時間とかね。
大抵の場合、たくさん稼ぐにはたくさん働かないといけない。
でも、必ずしも、生活スタイルを考えると、そこまでやる必要ないよなってことはありますよね。
例えば、独身でシンプルライフが好きで、年収1千万で十分っている人もいるでしょうし、教育費がかかる子供が二人いて家のローンもあってという人であれば、子供をいい学校へ行かせるためにも年収2000万は落とせないって考える人もいます。
まぁ、2000万なくてもいい学校は行けるけどね。
モノは使えればいいから100均で十分って人もいれば、どんなものでも高級品がいいって人もいるので、その人なりのライフスタイルや好みによって生活に必要なお金って変わってきます。
今ではファイナンシャルプランナーなんて、ライフプランを考えてお金のアドバイスをしてくれる人もいますが、昔はそういう人がいなくて。
生命保険って、今でも保険のおばちゃん的なイメージはありますが、昔はもう少し強かったのですが、そういうころに某生命保険会社では、家族のライフプランから、もし旦那さんが亡くなっても家族が生活できるだけの保険料が入るように生命保険プランを提案してくれるっていうところがあったんですよ。
(今でもありますけどね)
子供が大学まで行くのにいくらかかって、そのころにはどういうことが起きるとか、どういった人生のイベントを考えて、いくらの生命保険に入ったほうがいいですよって。
今では普通の感じではありますが、昔はそんなことはなくて、5000万の生命保険なら大丈夫でしょというような感じだったんですよね。
つまり、そうしたライフプランを考慮して、生活にいくら必要で貯蓄にいくら必要だから、年収はこのぐらいという計算をして、そこから、じゃあ自分の行政書士事務所ではいくら売り上げなければならないかっていうことを考えないと、売り上げ・売り上げばかり言っていても、漠然としてしまって現実感が無いわけです。
なので、ちょっと、そうしたことを考えてみませんかってこと。
そうすると、必要な年収や希望する年収が判ってくるので、それを達成するためには、月にいくら稼がないといけないっていうのが分かってきます。
月にいくらって分かると、今度はそれから考えて、どんな業務を何件やらなきゃならないなとか計算できるようになって、じゃあ、こっちの業務に力を入れようとか方向が見えてくるようになります。
闇雲頑張るっていうのもいいのですが、それではどこまで頑張ればいいの?という疑問が出てきてしまいますが、こうして月いくら稼ぐって目標ができると今月は十分とかもう少し頑張ろうとか、先が見えてくるようになります。
そうなってくると、仕事をしていても楽ですよね。
売り上げの追いかけられなくて済むので、心にゆとりもできます。
まぁ、南の島に宮殿を作るみたいな無理なライフプランを考えたら、ゆとりなんて出来ないですけど、普通に暮らすとか無理のない贅沢をするとかであれば、ゆとりは出来るでしょう。
行政書士事務所の運営で売り上げを気にするのは分かりますが、どのレベルを目指せばいいか、ライフプランの面から見直してみてはいかがでしょうか。