行政書士の戦略

行政書士のダブルライセンスについて考える(社労士)

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行政書士が取る他資格で人気の一つが社会保険労務士。

これがあると厚労省関係の業務もできるので、業務の幅を広げたい行政書士に人気ですね。

そんな社会保険労務士、いわゆる社労士ですが、全国社会保険労務士会連合会試験センターの発表によると、令和元年の試験結果では

  • 出願者数:49570人
  • 受験者数:38428人
  • 合格者数:2525人

で、合格率は6.57%。

うん。結構難しいですね。
前回の司法書士と行政書士の間くらいの難しさでしょうか。

収入だと、勤務社労士で600万くらい。
独立すれば、それ以上もあるし、かなり安い場合もあるというのは、行政書士と同じ感じですね。

社労士になると、厚労省関係の補助金や労働関係の提出代行もできるので会社の顧問とか安定収入に繋げることもできます。

行政書士では顧問収入を得るのが難しいですが、社労士とのセットで顧問として契約することも可能になりますから、安定的な収入の確保を目指すには便利かもしれません。

さて、社労士合格までに必要な勉強時間ですが、1000時間と言われています。
行政書士の時の800時間と比べると、もうちょっと頑張れば・・・って感じですね。

ですから、行政書士に1年かかったのであれば、同じように社労士にも1年かかると見たほうがいいかもしれません。

で。

当然ながら、行政書士に社労士をプラスすれば業務の幅が広がっていくのはもちろんですし、それにより収入も増えていきます。
ですが、これは、社労士が必要な案件を取りに行くかで変わってきます。

そもそも、労働関係や厚労省関係の業務を受ける気が無い人にとっては、社労士合格までの1年という期間とそのために費やすお金は無駄と言えるでしょう。

それだったら、最初から行政書士として売り出したほうが成功は早いかもしれません。

でも、社労士資格が必要な業務分野をやりたいという方には、必須でしょうね。
ただ、あったら便利かな程度であれば、やめておいた方がいいかもしれません。

司法書士のときもそうでしたが、この資格が夢を叶える上で必要かどうかで判断すべきと思います。

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