行政書士のマーケティング

行政書士はメルマガを出すべきか?

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ネット集客のやり方とか調べると、メールアドレスを集めてサービスや商品を売りましょう的な話が出ていますよね。

行政書士がメールアドレスを集めてどうするんでしょうか。

ネット集客でメールアドレスを集める目的は、メルマガを出すことです。

では、なぜメルマガを出すかと言うと、販売する商品・サービスに関する情報やノウハウを伝えて、自社の商品を使うとこんなに便利になりますよと教えることが目的です。

そうして、そんなに便利になるなら買ってみようかなと思わせるためにメルマガを出します。

それでは、行政書士の場合はどうでしょうか。

行政書士の場合は、販売する商品・サービスがあるというよりも、依頼に合わせてサービスを行うという感じで、これというサービスがあるわけではありません。
言ってみれば、官公署提出書類作成サービスと言うことになります。

知っての通り、1万を超える書類があると言われていますから、特定の書類だけを作るわけではないですし、1回しか作らない書類もあります。

メルマガによる情報配信は、初回の購入だけではなくリピートを狙ったものでもあるので、ある程度リピートのある業務を対象としないとメルマガになりません。

だって、一度依頼して完了したら、その情報は不要になってしまうわけですから、読者としても読む気は無いですよね。

では、メルマガを出すのは無意味かと聞かれれば、そんなことは無くて、テーマを限定すれば出す価値はあります。

例えば、相続の場合は、相続が必要になった人からの依頼と言うのもありますけど、今は必要ないけどその時が来て困らないように事前に情報を得ておきたいという人は少なからずいるわけですから、そうした人たちに向けたメルマガは需要があるでしょう。

また、将来的に独立して会社設立を考えているような人に向けた会社設立に関するメルマガなどもいいかもしれません。

しかし、車庫証明の業務を依頼したい会社や担当者が、車庫証明に関するメルマガを欲しがるかというと、たぶん、絶対いない。

同様に、建設業許可申請とか飲食業の営業許可やビザの申請とか、メルマガを読むまでもなく、依頼すればいいわけですから、メルマガ必要ないですよね。

と考えると、その行政書士事務所の扱う業務分野によって、メルマガを出す意味があるのかどうかが変わってきます。

そして、メルマガを出さないのであれば、メルマガのためにメールアドレスを登録してもらうフォームは不要ということになります。

インターネット集客では、メールアドレスを集めるために登録フォームを用意しましょうと書かれていますが、必要ないビジネスもあるわけです。
もし、ホームページを作る際に、メールアドレス登録フォームとか提案されたら、一度何に使うのか聞いてみてください。

メルマガを出すとか言われたら、もしかしたらあなたの事務所の業務を理解していないかもしれませんよ。

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