行政書士のダブルライセンス。
司法書士とか社労士とか、人気ですね。
で。なりたいですか?
確かに。
司法書士になると、登記代行もできますから、法人関係でも民事関係でも便利ですよね。
会社設立登記や変更登記も一括で処理できますから、顧客も気にせずに済みますし、不動産登記もできるし、相続や遺言でも便利そうです。
でも。
大変そうですよね?
司法書士の合格率って、低いんでしょ?
昨年、2019年の司法書士試験の数字を見てみると、出願したのが16811人で受験したのが13683人。
受験時点で、3000人減ってますね。
そして、合格したのが601人。
合格率、4.4%。
行政書士試験の半分くらいですか。
なかなかの難関試験です。
合格するには、3000時間程度の勉強が必要と言われていて、これは行政書士試験の800時間の4倍くらいになります。
なので、単純に考えて、もし行政書士試験に合格するために1年かかったのであれば、4年くらいかかることになってしまいます。
もちろん、そのときの時間の取り方にもよるので、もっと早く合格できる場合もあるでしょう。
でも、4年ですよ?
長くないですか?
私なら止めちゃうかもしれません。
だって、その間にやりたいことができないのはきついから。
あなたが行政書士になったのだって、何かやりたいこと・実現したいことがあって行政書士になったんですよね。
それを中途半端にして、他のことに時間をかけるのは、最終目標がそこにあるのならいいんですが、そうではなくて、司法書士資格があったほうがいいレベルであれば、別にいいんじゃないかなと。
行政書士には行政書士にしかできないことがあって、それが人々の役に立つわけですから、どうしても欲しいのではないなら、司法書士資格は要らないかもしれません。
え?
どうしても司法書士資格が必要?
であれば、司法書士資格をもった一生涯のパートナーを見つけるっていうのはどうですか?