ホームページの役割と言えば、集客…と言いたいところですが、情報発信も1つの役割です。
そうした情報発信は、行政書士のホームページに必要でしょうか。
行政書士のホームページは、いわゆる名刺的なホームページの側面もありますが、集客や問い合わせを受け付けるといった案件獲得のための一面も持っています。
そうしたホームページで、情報発信、例えば、会社設立の方法とかそういったコンテンツは必要かというのが、今回のテーマです。
個人的には、そういった情報発信は、最低限でいいと考えています。
会社の種類や作るための手順、定款の記載事項や資本金の額、それに設立にかかる費用。
そうした情報も大事ではありますが、あなたの行政書士事務所のホームページに訪れた人が、そうしたことを知らないでしょうか?
たぶん、既に知っていると思うんですよね。
で。それはなぜかと言うと。
まず、会社を設立しようと考えた人は、会社設立の方法を検索しますよね。
「会社設立」とかでgoogle検索をするでしょう。
でも、こんなビッグキーワードであなたの行政書士事務所は上位に来ることは無いでしょう。(あったら、申し訳ありません)
ビッグキーワードとは、検索数の大きいキーワードで、例えば、飛騨高山などは、検索数が2260万件以上あります。
上位には、観光事務所や市のホームページ、大手旅行会社などが連なっています。
もし、あなたが小さなホテルを経営していたとして、こうした公共機関や大手を押しのけて上位に表示するは簡単でしょうか?
たぶん、無理でしょう。
というように、ビッグキーワードでは、通常上位表示は難しいと考えるべきです。
さらに、「会社設立」のようなキーワードでは、検索した人の目的があやふやです。
会社を設立したいのか、費用をしりたいのか、それとも学校の宿題で調べているのか、そういったことが分りません。
そうなると、検索してきた人たちが、あなたの事務所に依頼に来るような人ではない可能性の方が高くなります。
ですから、そうしたビッグキーワードに相当するようなコンテンツは、無理に用意する必要は無いと考えています。
では、逆にどういったコンテンツを用意すべきでしょうか?
それは、行政書士事務所に依頼するような人が知りたがっているコンテンツです。
例えば、上記の「会社設立」の例で言うと、その人(顧客候補)が世田谷区で会社を設立したいと思っているのであれば、「会社設立 世田谷区」と検索する可能性はあります。
もしかしたら、会社設立を急いでいて、世田谷ではどのくらいの期間で設立できるのか知りたがっているかもしれません。
また、もしかしたら世田谷区で安く設立してくれるところを探しているかもしれませんし、値段ではなく全部お任せで出来るところを探しているかもしれません。
そうした「どういう人」をイメージして、その人が欲しがるであろうコンテンツを用意すべきと考えています。
そのためには、しっかりとターゲットとなる顧客をイメージしないといけないのですが、なかなか一人ではイメージできないことも多いです。
どうしても自分一人では顧客像をイメージできないようなときは、誰かに手伝ってもらってみるのもいいでしょう。
もし、その誰かがいないようであれば、いつでもお声がけください。
イメージ作りのお手伝いも致します。