以前、行政書士がレンタルサーバーを選ぶ時に、どういうサーバーを選べばいいかという記事を書きました。
もう1つ、付け加えていきたいことがありましたので、それをちらっとお伝えします。
もしかしたら、ITに関心のある方であればご存知だと思いますが、インターネットでホームページを見るときには
「http://~」でアクセスする場合と「https://~」でアクセスする場合があります。
「s」の文字があるか無いかなのですが、たった1文字ですが大きな違いがあります。
「s」がついたときには、そのホームページへのアクセスはセキュリティの高い通信方法で接続します。
そのため、例えば、そのホームページからの問い合わせフォームに入力した項目は、暗号化されて送信されます。
しかし、「s」のついていない場合は、昔からのセキュリティの考慮の無い通信方法で接続することになるので、悪意のあるものがいると、フォームから入力した内容を盗み読みされる可能性があります。(もっとも、お金のやり取りやパスワードの入力がないお問い合わせフォームを監視するような暇な悪い人はいないと思いますけどね)
そこで、2018年半ばくらいから、Google Chromeは、そうしたセキュリティの低いアクセスの場合には、警告を表示するようになっています。
例えば、こんな感じです。
この「保護されていない通信」というのが、セキュリティの低い通信方法でアクセスしていますよという印です。
セキュリティの高い通信方法の場合には、何も表示されません。
また、IEやEdgeブラウザの場合は、どちらの通信方法でも特に何も表示されません。
で。
これがサーバー選びと何の関係があるかと言うと、「https://~」でのアクセスを許可するかは、ホームページ側で決めるのです。
そして、単に決めるだけではなく、「このホームページは、証明書を使って本物のサイトであることを証明します」というお墨付きを得る必要があります。
それが、セキュリティ証明書というもので、通常は1年で数万円する手数料がかかります。
このセキュリティ証明書をサーバーに設定することで、「https://~」でアクセスすることが可能になるのです。
ちなみに、セキュリティ証明書が設定されていない場合は、「https://~」ではアクセスできません。
そして、この高額なセキュリティ証明書ですが、無料のセキュリティ証明書というものも存在します。
と言っても、闇証明書ではありません。
きちんとしたセキュリティ証明書なのですが、そのセキュリティ証明書をサポートしているレンタルサーバーでないと使えないのです。
ですから、これからレンタルサーバーを契約しようと考えている行政書士は、この無料のセキュリティ証明書が使えるレンタルサーバーを契約するようにしましょう。
なぜなら
アクセスしたときに「保護されていない通信」と表示されているホームページとされていないホームページ。
どちらのお問い合わせフォームを使いたいですか?
例え、クレジットカード番号やパスワードを入力することは無くても、当然、後者のセキュリティの高いホームページですよね。
この辺りは、ホームページを作る業者であれば、当然知っているはずですから、確認してみるといいですね。
ちなみに。
このサイト「行政書士が売り上げアップを実現する集客法」は、セキュリティ証明書を設定して、セキュリティの高い通信方法をサポートしています。
今までの「http://~」の方法でアクセスしてきても、自動的にコンバートするようになっていますから、安心してご覧になってください。